
マンションリノベーションで人気の間取り|ライフスタイルの変化に対応!【後編】
近年、新築マンション価格の高騰や供給数の減少により、マンションのリノベーションが注目されています。ライフスタイルに合わせて間取りを自由に変えられる点が大きな魅力で、LDKの拡大や回遊性の高い動線の確保、収納の増設など、多彩な工夫が可能です。
そこで本記事では、人気の理由から具体的な間取りアイデア、リノベ成功の注意点までわかりやすく解説します。「前編」については、下記リンクをご覧ください。
マンションリノベーションで人気の間取り|ライフスタイルの変化に対応!【前編】
マンションリノベーションの間取り事例②LDK・居室
ここでは、「LDK・居室」に関するマンションリノベーションの間取りアイデア事例をご紹介します。
和室の撤去・新設

従来のマンションには、LDK横に和室がある間取りが多く見られました。しかし最近ではライフスタイルの変化により、和室から洋室にリノベーションする事例が増えています。和室を撤去してリビングを広げれば、開放的な空間づくりが可能です。

一方でこちらの事例のように「小上がり和室」を新設すると、客間やお子さまの遊び場、リラックススペースとして多目的に使えます。和室の撤去・新設リフォームは、暮らし方に合わせて柔軟にプランニングできる点が魅力です。
ワークスペースの設置

在宅勤務が定着する中で、LDKの一角や居室の一部を活用したワークスペースの需要が高まっています。集中できる空間を確保することで、仕事と生活のメリハリもつけやすくなります。

こちらの事例では、これまで収納だったスペースに造作デスクや棚を組み込んでいます。これにより作業スペースと収納スペースを同時に確保でき、限られた面積でも快適に作業可能です。
マンションリノベーションの間取り事例③収納・設備
ここでは、「収納・設備」に関するマンションリノベーションの間取りアイデア事例をご紹介します。
ウォークインクローゼット・パントリーなどの新設

収納力を高めるために人気なのが、ウォークインクローゼットやパントリーなどの新設です。衣類や季節家電、食料品をまとめて収納できるため、生活空間をすっきり保てます。とくに共働き世帯ではまとめ買いの食品を収納できるパントリーが重宝され、使いやすさと整理整頓のしやすさを両立できます。
こちらの事例では、収納を兼ねたランドリールームを新設しているのが特徴です。水回りグッズをまとめて収納できるだけでなく、家事効率もアップします。
玄関土間収納の拡張

マンションの玄関は狭いことが多く、収納不足になりがちです。しかし土間収納を拡張することで、靴はもちろんベビーカーやアウトドア用品、自転車などもすっきり収納できます。

外で使う物をまとめて置けるため、部屋の中に汚れを持ち込まず衛生的なのもメリットです。これにより、日々の暮らしが格段に快適になります。
キッチン吊戸棚の撤去

従来のマンションキッチンには吊戸棚が多く見られましたが、高い位置だと手が届きにくく圧迫感もあるのがデメリットです。
そこでリノベーションによって吊戸棚を撤去すれば、視界が広がり開放感のあるキッチンに生まれ変わります。収納は背面カウンターや引き出し式収納で補えば、使い勝手とデザイン性を両立できます。
お掃除ロボット置き場の新設

近年普及しているお掃除ロボットを活用するには、専用の充電スペースが必要です。リノベーション時にコンセント位置や段差を調整して収納一体型の置き場を設けると、見た目もすっきりします。

掃除を自動化できることで家事の負担が大幅に減り、快適で効率的な暮らしが実現します。
マンション間取りリノベーションの注意点

ここでは、マンション間取りリノベーションの注意点について解説します。
マンションの構造をチェックしておく
マンションの構造には「ラーメン構造」や「壁式構造」といった種類があります。それぞれの特徴は、下表の通りです。
| 構造の種類 | 特徴 |
|---|---|
| ラーメン構造 | 柱と梁で支える構造。間取り変更の自由度が高い。 |
| 壁式構造 | 壁そのもので支える構造。耐力壁の撤去は不可で、間取り変更の自由度は低め。 |
このように壁式構造だと間取り変更が難しいケースがあるため、専門業者に相談しながら可能な範囲でプランニングすることが大切です。
水回りの位置変更は難しい場合も
キッチンや浴室、トイレなどの水回りは、配管経路の関係で移動が制限される場合があります。無理に位置を変えると排水の勾配が確保できず、工事費用が高額になることもあり注意が必要です。
そのため水回りの大幅な位置変更は避け、既存の位置を生かしつつレイアウトを工夫するのが現実的です。設計段階で制約を理解し、予算や暮らし方に合う最適なプランを検討しましょう。
工事前に管理組合に申請する
マンションのリノベーション工事は、管理組合への申請・承認が必要です。騒音や工事車両の出入り、共用部分の使い方などに関して、建物ごとに細かい規定が設けられています。
申請を怠ると工事が中断されてしまう恐れもあるため、着工前に管理規約を確認することが重要です。またスムーズに進めるためには、近隣への配慮も欠かせません。
費用アップに注意する
間取りを大きく変更するリノベーションは、想定以上に費用がかかってしまうケースがあります。着工後に予期せぬ追加工事が必要になることも多く、予算オーバーの原因になりがちです。
そのため余裕を持った資金計画を立て、見積もり段階で「どこに費用がかかるのか」を確認しておくことが大切です。オプション工事や設備グレードアップも費用増の要因になるため、注意しましょう。
まとめ
マンションリノベーションは、費用を抑えながら理想の住まいを実現できる魅力的な方法です。家事効率の良い動線を取り入れる、ライフスタイルに合わせて間取りを変更する、収納を増やすなど、暮らしに直結する改善策が豊富にあります。
ただし大規模なリノベーションができないマンションもあるため、注意が必要です。またリノベーションの内容によっては、予算を超える恐れがあります。



